1. 薬剤師の求人・転職TOP
  2. てげてげブログ
てげてげブログ
2015-01-21

721) 抗議するイスラム教徒

フランス・風刺週刊誌によるムハンマド風刺画掲載は、世界中のイスラム教徒の激しい怒りをかっているようだ。世界各地で発生したイスラム教徒らによる抗議行動をヤフーニュースの中から拾ってみる。


〇ロシア南部のチェチェン共和国では、首都グロズヌイで政府主催の抗議集会が行われ、80万人以上が参加した。

〇西アフリカ中部ニジェール第2の都市ザンデールではデモが暴徒化し、4人が死亡、45人が負傷した。デモの参加者は3か所のキリスト教の教会を襲撃した他、フランス文化センターにも放火した。

〇同じくニジェールの首都ニアメーで行われたデモが暴徒化し5人が死亡、128人負傷した。政府はデモを禁止したが、週末だけで45か所のキリスト教の教会が放火された。またキリスト教系の学校や児童養護施設なども放火された。

〇パキスタン南部のカラチでは、フランス領事館前で警官隊とデモの参加者が衝突し、背中に銃弾が当たったカメラマンを含む少なくとも3人が負傷した。

〇アフリカ西部ではモーリタニアやセネガルの首都ダカールでフランス国旗が燃やされた。

〇マリの首都バマコではイスラム教の神学者や主要組織の呼び掛けに応じ、数千人が路上へ繰り出し、「私の預言者から手を離せ」「私はイスラム教徒、私は預言者を愛する」などとスローガンを叫んだ。

〇ヨルダンの首都アンマンでは、中心部にあるフセイン・モスクから厳戒態勢の中、2500人がデモ行進を開始し「預言者への侮辱は国際テロだ」と書かれた横断幕などを広げた。

〇アルジェリアの首都アルジェでは最大3000人がデモに参加し、機動隊との衝突も見られた。参加者たちは「われわれはムハンマド」とスローガンを叫んだが、一部にはシャルリー・エブド紙本社を銃撃した容疑者兄弟への支持を叫ぶ参加者もいた。

〇中東諸国のカタールやバーレーンは、シャルリー・エブド紙最新号のムハンマドの風刺画は嫌悪をあおりうると警告を発した。


怒りは怒りを呼ぶ。これ以上大きな事件に拡大しないことを祈るのみ。世界中を不安にするこれらの動きを、シャルリー・エブド社の幹部や編集者はどういう気持ちで見ているのだろうか。(2014.01.21)


>> ブログ記事一覧へ