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てげてげブログ
2015-09-15

801) ギシギシ

細かいことは知らないし、難しいことは良くわからないが

色々な面で日本の社会が行き詰まっているように思える。

国論を2分する大きな問題が幾つもあって

国中がギシギシ音を立ててきしんでいるようだ。


〇集団的自衛権の問題。

かたや、日本を戦争に引きずり込む法案だと言い、

かたや、戦争を抑止するために必要な法案だと言い、

双方の主張は、どこまでも平行線で交わるところがない。

総理がいくら説明を重ねても国民の理解が広がりはしないだろうと思う。

初めから理解したくないという人に対してそれは無理な話ではないのか。

報道によると、あちこちで反対デモが盛んに繰り広げられているようだ。

近頃の日本では珍しい現象だ。そして日を追って

推進派と反対派の溝は埋まるどころかますます広がっているように思える。

最後は強行突破するか、断念するか、残された道は二つに一つなのだろう。

どちらに転んでも、国内には大きな後遺症が残るだろうと思う。


〇原子力発電所の問題。

福島第一原子力発電所の爆発事故からもうすぐ5年になる。

原子力発電は是か非か、この論争も集約の気配が見えない。

原発を止めることによって得るものも大きいが失うものも大きい。

世論がどちらを向くのか、その趨勢もはっきりしない。

最近、反対運動がある中で、川内原発の一基が稼働を始めた。

しかし他の発電所の先行きは見えない。

ついには、かって原発を推進した小泉元総理が

反対運動の先頭に立つという話だ。


〇米軍普天間飛行場の移転問題。

国と沖縄県の対立は依然として続いている。

1ヶ月間の冷却期間も歩み寄りの役にはたたなかったようだ。

どういう決着をつけるつもりなのか、両者の意図は不透明だ。

一国の中で、国と県が見通しもなくここまで対立していいのだろうか。

あげくは沖縄県民の心が中国に傾きはしないかと心配になる。


集団的自衛権と普天間基地はアメリカが絡む問題だ。

日本だけの都合で解決できる問題ではないだろう。

むしろアメリカが後ろから尻を押しているのかもしれない。

自分の国を自分で守れない日本だから仕方ないと言えば仕方がない。

さらに原発の問題にまでアメリカの意向が絡んでいるのかは知らない。


難しい世の中だ、にっちもさっちもゆかずに世の中がきしんでいる。

舵を取る総理の責任の重さはいかばかりか、と考えた。

しかもマスコミや野党にはクソミソに悪口を言われながらの務めである。

土下座して頼まれても総理なんかなるもんじゃないと思う。

勿論、そんなことはありえない話なんだけど・・・(2015.09.15)


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