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てげてげブログ
2016-07-15

954) 生前退位


天皇陛下が、生前に天皇の位を皇太子さまに譲りたいという意向を持たれていることが明らかになったという。どんな時と場所で誰にそのような話をされたのであろうか。それを聞いた人はどんな形でそれをオープンにしたのだろうか。そんなことが気になっている。

それはともかく天皇陛下の生前退位という問題がクローズアップされている。


82歳というご年齢もあり、一般的には好意的に受け止められているようだ。天皇陛下、これまで本当にお疲れ様でした、といった国民の気持ではなかろうか。


ところが今朝のニュースによると、ことはそれほど簡単な問題ではないようだ。以下はその記事である。


『 政府関係者は14日夜、天皇陛下が生前に天皇の位を皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を持たれていることについて、憲法上の問題から「天皇陛下の生前退位は無理だ」と述べ、公務の負担軽減を軸に検討していくべきだとの考えを示した。

陛下の意向があると報じられる中で、皇位継承について定めた皇室典範を変えることが、天皇の国政への関与を禁じた憲法第4条に抵触する可能性を念頭に置いたものとみられる。また「生前退位」という制度を設けることと、摂政を置くことを定めた憲法5条との整合性を問題視しているとみられる。 』


政府関係者というのが誰を指すのか知らないが、相当な権限を持つ人だろうとは想像できる。憲法に抵触する恐れがあるとは、なかなかに難しいことである。

しかし・・・最近のお姿をテレビで見るにつけ、政府も国会も知恵を出して、天皇陛下のご希望をなんとか聞き届けてもらいたいと思うのである。(2016.07.15)


    画像 : 昨日の水彩画教室の作品「棚田」

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