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てげてげブログ
2017-10-12

1115) 世論調査 Ⅱ


「自民 単独過半数の勢い」

「衆院選序盤情勢 本社調査」

「希望 伸び悩み」

「立憲民主は躍進公算」

「民進出身無所属 11人優位な戦い」

いずれも今朝の読売新聞一面トップ記事の見出しである。


この記事のリードには「読売新聞社は22日投開票の衆院選について10,11の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進め、単独で過半数(233)を大きく上回る勢いだ。希望の党は、公示前の57議席をわずかに超える程度で伸び悩んでいる。立憲民主党は躍進し、自民、希望両党に続く第3党の座をうかがっている。」と記されている。

共同通信社でも世論調査を実施しているが、こちらも似たような結果が出ているようだ。


安倍総理の突然の衆院解散表明。小池都知事を中心とした希望の党の誕生。これに伴う小池旋風。民進党の希望の党への合流決定。小池さんによる民進党候補者の選別。排除された候補者による立憲民主党の立ち上げ。


激しくて慌ただしい公示前の動きだった。小池旋風の前に自民党は追い込まれたかに見えた。安倍総理は自民党・公明党で過半数という低い数字を勝敗の分かれ目に設定した。しかし結果は、民進党が希望の党と立憲民主党に分かれただけで、選挙前とあまり変わらない政界地図が出来上がりそうな世論調査結果である。


それにしてもつい先日までの小池旋風はすごかった。自身が衆院選に出るか出ないかでまず大騒ぎが起こった。出ないとなったら、今度は希望の党の大量当選を前提に、小池さんは自民党の石破さんを総理候補に担ぐのではないかという観測があった。そして小池さん自身はその次の総理を目指しているという話もあった。


政界一寸先は闇、という言葉がある。結果はまだ分からない。しかし世論調査通りの結果が出たら、小池さんの総理の芽はこれで消えたのではないか、石破さんもとばっちりをくったのではないか、という気がする。(2017.10.12)

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