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てげてげブログ
2009-05-12

61)世論 2009.5.12

  昨日帰宅したら、テレビが民主党の小沢党首辞任を大きく報道していました。夕方の記者会見で発表したとのこと。ここまで粘ってきたのに、小沢さんとしては断腸の思いだったでしょう。
  しかし民主党への支持率は下がりっ放し、各種世論調査では小沢党首辞任すべし一色。世論に押されて身内の民主党内からも辞任を求める声が勢いを増す中では、豪腕小沢といえども早晩辞任は避けられない-----世の中の空気はそんなものだったと思います。
  秘書逮捕以前の民主党は日の出の勢いでした。移り気な世論という空気の後押しを受けて、明日にも政権交代かという勢いでした。そして突然の小沢党首の政治秘書逮捕。検察側に政治的な意図があったのかどうか、私などに判るはずもありません。しかし世論は一気に民主党に背を向けました。小沢党首の辞任で、民主党人気は復活するという声が多いようですが、どうなのでしょうか、これも私にはわかりません。

  ふらふらと移り気な世論に影響されて右往左往する政治の世界。政治はそんなにも世論を気にしなければならないのでしょうか。その世論というのはどういう風にして形成されるのでしょうか。みのもんたや田原総一郎やといった、テレビキャスターとか解説者の一言一句が世論形成に大きな影響を与えるのは間違いないだろうと思います。世の中を動かしているのは自分だというような顔をして、何やかやをのたまう彼らは、しかし結果に何の責任を負うわけでもありません。
  日本の将来に責任を負うべき政治家は、世論調査の呪縛を断ち切ってもっと自信を持って政治に取り組んでもらいたいと私は思います。民意を重視しなければならない民主主義の世の中にしても、最近は世論をちょっと気にし過ぎじゃありませんか-----と私は言いたかったのです。

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