新聞もテレビも選挙一色です。8月30日、政権交代があるのでしょうか。世の中、大きく変わるのでしょうか。閉塞感のある時代には私達はとかく変化を求めるものです。変化したら何かいいことがありそうな気がするものです。悪い時代ほど変革とか改革とかチェンジとかいう言葉が魅力を増すものです。
　　しかし-----何かが良くなったら、何処かに必ず反作用が生まれる。人間の浅知恵で何処かにメリットを求めると、思いがけない所にデメリットが発生する。規制緩和、規制緩和と喜んでいたら、気が付いた時には酷い格差社会が目の前にあったのはいい例じゃないか。万人がいい思いをする政策なんかあるはずがない-----私はいつもそう考えています。
　　だから各政党のマニフェストも、良いのか悪いのか、何年か経ってみないとその功罪はわからないと思っています。それでも選ばなければならない。当るも八卦、当らぬも八卦、選挙というのは一種のギャンブルかもしれません。

　　ところで8月30日。月末ぎりぎりのその30日に意味があることをつい最近知りました。1ヶ月のうち1日でも国会議員の籍があれば、まるまる1ヶ月分の報酬が貰えるのだそうです。だから先月解散して40日ほど職を失った議員さん達ですが、7月も8月もまるまる報酬をいただけるのだとか。そういう訳で解散と選挙が月を跨るようなことは決してしないんだそうです。
　　こんなみみっちいことに拘ったらいけないな～とこれは私の反省です。
　　そんなちんけなことよりも、誰か議員定数を半分にしてくれ～とこれは私の願いです。