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てげてげブログ
2009-10-26

99)クリが帰ってきた 2009.10.26

  愛犬クリが逝ったのは今年の1月9日でした。あれから10ヶ月近くが過ぎました。以来、骨壷の前には常時餌と水が供えてあります。クリの思い出話をすることは時々ありますが、もう新しい犬は飼わない、という夫婦の合意事項が出来上がっていました。
  犬が15年生存するとして、その頃には二人とも80歳過ぎ、散歩の相手も出来ないし、とても面倒見切れないよ、というのがその最大の理由です。自由に夫婦で旅行も出来ないし----という理由もあります。

  近所に『むつごろう動物病院』というのがあります。先生は若い頃北海道のあの高名な『むつごろう王国』で修行をしていたという噂です。犬猫を沢山飼っています。犬が5~6匹、猫は10匹位いるでしょうか。みんな捨て犬捨て猫だったと聞いています。

  そのむつごろう先生から再び犬を飼うことを勧められたのです。電話できっぱりお断りしました。ところがむつごろう先生、強引です。夜遅く、「今から連れて行くから、見るだけでも見てみませんか」と夫婦して連れてこられたのです。
  1週間ほど前に迷子になっていた・警察から病院に連れてこられた・関係筋にはみんな連絡しているが未だ届けがない・自分の所ではこれ以上増やせない・このままでは保健所に処分をお願いすることになる-----というのがこれまでの経過です。クリと同じく柴犬の雑種でオス、年齢は1歳前後だろうという見立てです。
  「クリちゃんに似て、おとなしくて賢そうだし、川埜さんとこなら可愛がってもらえそうだ」-----というのが当方に白羽の矢がたった推薦の弁でした。

  じゃれつく可愛い犬に半ば心を奪われながらも、当方も高齢のことなど、二の足を踏んでいる理由をとくと説明しました。ところがむつごろう先生、引っ込みません。そんな事態が到来したら引き取ります、旅行の時は無料で預かりますと、逃げ道を塞がれてしまいました。

  完全な作戦負け。その上可愛いとあっては万事休す。そして一昨日から犬は我が家の一員になりました。早速名前を決めました。「クリ」。推定誕生日も決めました。初代クリと同じ5月21日。こうして2代目クリの誕生です。
  初代クリに比べて鼻が短くて丸顔、身長もやや短め、尾っぽはぐっと小さめ、体毛はやや白っぽい-----と違う所は色々あるのですが、数時間も一緒に暮らしていると、初代のクリがそこに帰ってきたような錯覚に襲われます。
  しかし猫は騙されません。シロ(メス)もトラ(オス)も警戒心を解きません。頑固者のシロに至っては2日間、2階に上がったまま階下に降りてきません。初代クリとはあんなに仲が良かったのに-----。2代目と折り合いが付くまでにはしばらく時間を要することになりそうです。

  今朝は早速いつもより1時間早く5時半に起床して、クリと散歩してから出社しました。早寝早起きの生活パターンに復帰です。好きなサスペンスドラマも、最後まで見ていたら睡眠不足に陥ってしまいます。未練を残しつつ床に就くという生活に戻らなければなりません。

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