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てげてげブログ
2009-12-01

112)沈まぬ太陽(クリとの別れ ) 2009.12.1

  日曜日、クリとの別れが午前中に終った。お昼前、クリは元の飼い主に引き取られて行った。
  何をする気も起こらないと妻が言う。畑にでも行こうかと誘うが、そんな気にならないと言う。かと言って家にいるのも気が滅入る。結局映画を見に行こうということになった。以前から評判になっていた「沈まぬ太陽」をいっぺん見ておこうか、ということで午後から映画館に出かけた。通常、映画を見ることは滅多にない。孫が遊びに来た時くらいのものである。

  映画自体はあまり面白いとは思わなかった。私の好みの筋書きではなかった。
  かって労働組合の委員長として活躍、正義感が強く、スジの通らないことが許せない主人公。家族にまでも迷惑を及ぼしながら、自分の生き方を貫いていく正義の人。
  一方で主義主張を捨て、他人を利用し、次々と汚いことをやりながら出世を遂げていく、主人公の親友でもあった元副委員長。
  そしてことなかれ主義を貫き、私利私欲に走り、政治家と手を組み、悪事に手を染めながらも、のうのうと生き抜いていく社長以下の経営陣。

  こんな経営陣を抱えた会社がもしあったなら、会社は確実に駄目になるだろう。終ってみて後味の悪さが残った映画だった。
  私は登場人物がみんな根本では善人である、やくざの親分でも根は善人だ、という浅田次郎的な物語が好きである。もしくは勧善懲悪、悪い奴は滅びるという筋書きでないと面白くない。
  ともかくもクリとの別れの寂しさを暫くの間、忘れる効用があったことには間違いはない。

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