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てげてげブログ
2010-01-22

130)失言 2010.1.22

  鳩山総理の発言が注目されている。
  小沢幹事長が「検察と戦う」と言ったのに対して、「どうぞ戦ってください」と後押しをした。石川衆院議員が逮捕されたのに対して、「不起訴を望む」という談話を出した。いずれも問題視され、その後で「捜査に対して介入するつもりは全くない」と釈明した。
  初めのうちは、言葉の軽い総理、自らの地位への自覚の薄い総理-----が、よく考えないでうっかり失言してしまったのだろうと受け取っていた。

  しかしそれは違うんじゃないか?あれは意識してやってるんじゃないか?-----総理の失言に関する印象が、最近私の中で少しく変化してきている。あの優しそうな善人顔とは裏腹に本当は、極めて図太い人なのじゃないかと思い始めている。意図して失言を繰り返し、検察に圧力をかけようとしている知能犯、確信犯なのではないか。
  検察は行政機関の一つにすぎない。行政機関の最高峰にいる総理大臣の一言、一言に検察の判断が左右されないとは言い切れない。それを狙った総理の度々の失言であるとすれば、この人は見かけに似合わぬ大悪人なのかもしれない。
  母親から貰った十数億円のお金も、知らぬ存ぜぬで押し通した。そんな大金の出入りを知らないはずがないと思うが、周囲からどう思われようとも嘘をつきとおすこともまた大悪人の条件であろう。

  しかし一国の宰相たるもの、国民の利益のためには大悪人であることが、むしろ必要条件なのかもしれず、この一点に関しては、日本国にとってそれは逆に喜ばしいことなのかもしれない。
  百鬼夜行、魑魅魍魎、複雑な政界のことは知る由もない。私の最近の単純な感想である。

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