テレビ画面右上隅の『アナログ』の4文字。目障りになっていたあの4文字が我が家のテレビからついに消えました。10日ほど前のことです。新しいテレビを購入したのです。
　　可哀想にもゴミとして引き取られていった先代のテレビ。購入して10年以上経つのに故障一つしたことがありませんでした。リビングの一隅にでんと控えて、よく働いてくれました。こんな立派な代物を強制的に使用不能にしてしまうとは何という事だ、全面デジタル化は国家権力の横暴だ、もったいない話じゃないか、と私は散々怒っていました。使えるギリギリまで粘って使うつもりでした。
　　
　　しかしそんな決心も、エコポイントの話で簡単に消し飛んでしまいました。期間限定で安くするというエコポイント制度には心を乱されておりました。しかも今月一杯でエコポイントが使えなくなるという不確かな情報に踊らされました-----本当はそういう機種もあるという話にすぎませんでしたが。

　　それならというのでおっとり刀で電気量販店へ。そして店員の上手い勧誘に誘導されて、勧められたその機種を、その場で、あっさり購入決定。
　　ここに至るには色々あったにしても、デジタルテレビはやはり綺麗だなと感心しています。分厚い取り扱い説明書を睨みながら、操作方法を覚えるのに余念のない毎日です。はい。