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てげてげブログ
2010-12-16

240)年賀状

  年賀状の受付開始というテレビニュースが流れていました。京都の舞妓さんが年賀状の束をポストに投函するパフォーマンスが映っていました。毎年巡って来る年賀状の季節です。

  加齢とともに年賀状をつくるのが億劫になってきました。若いころにはたっぷり時間をかけて版画を彫り、オリジナルの版画年賀状をつくっていました。原版を何枚か彫り、何色も重ね塗りしたこともあります。歳を経て、パソコンで絵や文字を工夫し、自分なりの年賀状をつくっていた時期もありました。そして今はプロの印刷屋さんに頼んでいます。

  現役時代には数百枚の年賀状を出していました。引退してから思い切って出す人数を絞り込みました。仕事の関係、会社の関係などです。それまで毎年やりとりしていた人達を一方的に削ったのです。こちらが出さなくなってからも、向こうからの年賀状が届いていました。悪いとは思いつつも返事は出しませんでした。次第に減ってはきましたが、中にはいまだに年賀状をくださる方もいます。不義理をしてごめんなさい、という気持ちです。
  「仕事からは身を引いたし、歳もとったので、今後年賀状は遠慮します。」といったような挨拶状を出してから削った方が不義理をしなくて良かったのかもしれません。しかしそれも過ぎたことです。

  今年も印刷屋さんに作ってもらった年賀状に、表書きだけをパソコンの住所録からプリントアウトしました。先週末のことです。
  せめて一言、自筆の言葉を書いた方がいいとは思うのですが、それもなんだか億劫なのです。(2010.12.16)

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