2014-06-02
607) まるごと猫展
生きた猫や犬の代わりに、家中のいたるところに猫や犬のカレンダーが架かっている。道端で猫や犬に出会うとつい撫でてやりたくなる。
「北九州いのちのたび博物館」で「まるごと猫展」という特別展が開催されていた。昨日がその最終日だったので、猫にひかれて、妻と一緒に午後から出掛けた。
あまり広くもない展示スペースの真ん中にはライオンなど猫の仲間たちの剥製が置かれていた。そのまわりには日本全国の招き猫の置物、猫の写真や絵などが展示されていた。地元の画家が描いた猫の油絵もあった。
ガラスケースに入った「西表やまねこ」と「対馬やまねこ」の剥製があり、それが思いがけず小さい猫だったという印象以外には、殆ど何も印象に残っていない展示だった。
そんなつまらない展示の入場料が700円なり。隣で見ていた親子連れもぶすぶす文句を言っていた。腹が立って、ついでに見るつもりだった常設展を見る気力も失って早々に帰宅した。お金の無駄遣い、時間の無駄遣い。民間の営利団体ならまだしも、北九州市のような自治体があんなくだらない催しをして、700円もの入場料をふんだくって欲しくないと思う。
腹の虫の居所が悪いと何もかもに腹が立つ。車のフロントガラス超しに見る風景がまた腹立たしかった。隣国の2.5なるものが悪さをしているせいか、周囲は何もかもぼんやりと霞んでしまい、緑の山の姿も隠れていた。(2014.06.02)