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てげてげブログ
2014-11-05

689) 日亜化学工業

昨日の時事通信配信のヤフーニュースを転記する。


『 ノーベル物理学賞の受賞が決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)が、かって勤務していた日亜化学工業に対し関係改善を呼び掛ける記者会見を開いたことを受け、同社は4日、「中村教授は今回の受賞について、弊社に対する深い感謝を公の場で述べられており、それで十分と存じております」とのコメントを発表した。

 日亜化学は中村さんについて「15年前に弊社を退職された方」とした上で、「何かをお願いするような考えは持っていません」と今後の共同研究などの可能性を否定。中村さんが求めた小川英治社長との面会も、「貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく、物理学に大きく貢献する成果を生み出されるようお祈りしています」として、受け入れない考えを示した。 』


ノーベル賞を受賞して時の人になった中村教授が、マスコミを通じて公開した和解の申し出を、日亜化学は完全に拒絶したわけだ。日亜化学の潔さに感服した。同時に、丁重な言葉の裏に隠れた同社経営陣の激しい怒りを感じないわけにはいかなかった。


中村教授は同社で給料を貰いながら、モノになるかどうか分からない研究を長年続けさせてもらった。ムダメシ食いを続け、漸く成果が出たら、会社を飛び出して、特許の利益をよこせと200億円だったかの訴訟を起こし、何億円かの和解金を受け取って和解した・・・と記憶している。金銭問題だけでなく、あちこちで同社の悪口を言いたい放題、日亜化学はすかっり悪役になってしまった。私に言わせると変人であり、恩知らずである。


今回の上から目線の和解提案は、ノーベル賞や文化勲章をもらって、心に余裕が出来たからなのか、あるいはいい恰好をしたくなったからなのか。

いまさら、日亜化学に対する感謝を述べ、「過去のことは忘れよう」と言われたってねぇ。


まあ、貴方は言いたい放題、小憎らしい中村教授を続けた方がいいのではないですか。(2014.11.05)


   画像 : 秋吉台で見かけた黄色い小さな花

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