2018-09-13
1214) 杉内俊哉
昨日のテレビで、ジャイアンツ杉内投手の引退会見をやっていた。涙を浮かべながらの引退会見だった。
杉内投手は地元ソフトバンクで大活躍をし、その後ジャイアンツに移籍してそこでも大きな実績を残した。しかしこの数年は故障のために登板の機会がなかった。体力の限界を覚っての引退だという。
杉内投手については忘れられない思い出がある。野球に関することではない。彼と一緒に温泉に浸かったことがあるという話である。彼がプロ野球に入団したての頃だった。
その日、私は家内と一緒に田川にある「源じいの森温泉」に行った。のんびり湯船につかっていたその時、逞しい体つきの若者が4~5人賑やかに入ってきた。なんとなくテレビでみたことのあるような顔ぶれだった。その中で杉内投手の顔だけははっきり記憶していた。入団1年目か2年目、まだそれほどの活躍はしていなかった頃のことである。他の若者に比べて、どちらかと言えば小柄だが、胸に厚みがあり、お尻も大きく、がっちりした体つきをしていたのを覚えている。
源じいの森のグラウンドで少年野球大会があり、そのイベントにソフトバンクの若手選手数人が派遣されたもののようであった。
彼らも行事が終って、温泉で一汗流したのであろう。偶然とはいえ、私にとっては忘れられない思い出となっている。以来、私は杉内投手の熱心なファンになり、応援してきた。その彼が引退する。寂しさを禁じえない。(2018.09.13)