今回の衆院選で自民、公明の与党側が過半数を大きく割り込んだことから、内閣総理大臣を指名する、いわゆる首班指名選挙の行方が面白いことになるらしい。新聞を斜め読みしただけの上っ面な理解だから、詳しいことは分からない。いや、私の理解が間違っているのかもしれない。

　11日とか言われる国会で首班指名の選挙が行われる。そこでは各党ともに自党の党首に投票するのが一般的らしい。結果、自民党の石破さんが1位、立憲民主党の野田さんが2位になるが、どちらも過半数にはおよばない。

　過半数を占める者がいなければ、上位2者による決戦投票が行われる。決選投票では過半数に達しなくてもどちらか多数を得た方が首班に指名される。また石破、野田以外の票は無効となる。

　野党票を纏めれば野田さんにも総理になるチャンスがある訳だ。日本維新の会や国民民主党の票の行方が結果を大きく左右することになる。石破さんでも野田さんでもなく、決選投票においても自党の党首に投票し、あえて無効票にするという戦術も考えられる。これから国会開会まで数日間の各党の駆け引きが面白いことになりそうだ。

　　　　　　　　　　　　　　（2024/10/30）