
2025-05-09
2001)高宮庭園茶寮
立夏を迎え、山々には清らかな空気が立ち込め
気持の良い五月晴れの季節。
草木も花々も鳥も獣も日を浴びて輝く小満を迎えます。
初夏の旬をお届けします。
前菜の盛り合わせ
・茄子の揚げ浸し ・明日葉のお浸し ・茗荷の甘酢 ・瓜の塩昆布和え
・ブロッコリーのナムル ・椎茸の天ぷら ・蓮根の天ぷら ・揚げヤングコーン
弐の皿 サーモンの炙り 柚子ポン酢ジュレ
お魚 旬魚 浅利あご出汁 青海苔
お肉 九州産牛サーロイン 黒味醂甘酢
ご飯・漬物・お味噌汁
ご飯 朝倉久保山農園百年米
お味噌汁 自家製漬物2種
鶏そぼろ 和三盆
甘味 グレープフルーツ羊羹 和紅茶のジュレ
これは先日、長男夫婦が私のために計画し、ご馳走してくれた「高宮庭園茶寮」のメニューである。豪華かつ上品で美味しいお昼ご飯だった。
ちなみにこの茶寮は、旧「高宮貝塚家住宅」をレストランとして活用しているものである。麻生太吉・安川敬一郎とともに「筑豊炭鉱御三家」と称された貝島太助氏の弟、貝島嘉蔵氏の邸宅だったものを、1927年に直方市から現在の福岡市高宮に移築、その後福岡市に寄付されたものだという。
福岡市の真ん中にありながら、周りを緑に囲まれ、広い庭園を備え、当日は庭園を挟んだ対面の広間では結婚披露宴が進行中であった、というそんな施設である。
ご馳走とともに、間接的ではあるが、かって勤務した安川電機のルーツである石炭産業の名残を垣間見たひとときだった。連れて行ってくれた息子にお礼を言わねばなるまい。
(2025/05/09)