2009-12-28
123)贈与税 2009.12.28
そのニュースであれっと首を傾げたこと。約6億円を納税したが、そのうち1億3000万円は納税困難とか、なんでも税務署が受け付けてくれないんだって! 02年分と03年分は時効を過ぎてるんだってさ!
「脱税(贈与)と判断された場合は、そこも対象になる」が、「元秘書が貸付金(非課税)と認識していた」から時効なんだって! 秘書が贈与だと認識していたら脱税で、貸付金と認識していたから脱税じゃない?
盗品を前にして人情警察官「盗んだんだな」、盗人「いいえ、私は一時借用したと思っています」、警察官「そうかお前がそう認識しているなら借りたのだろう。後で返しておけよ」
借用証もない、返済期限を決めてもない、今まで一銭も返済したこともない-----世の中にそんな貸付金ってあるんかいな? 誰が見たって貰ったもんじゃないの? 有り余った資産を少しずつ子供に譲っていく-----金持ちなら誰だって考えそうなことじゃないの? 事実、弟は同様のお金を、貰ったもんだと言ってたと思うけど? それを秘書が貸付金と認識していたって? 馬鹿も休み休みにしてくれ~!
あれっと思ったもう一つ。「国税当局の指摘後に納めると15~20%の無申告加算税が加算される」が、まだ国税当局からの指摘を受ける前だからその対象外なんだって!
これだけ騒がれた後に? 検察と国税当局とは役所が違うからな、と無理に自分を納得させようとはしてはみたものの、おかしな理屈があるもんだ!
そもそもこの事件、根本からして信じられない!
首相はお金の出入りについて最後まで知らぬ、存ぜぬで押し通す腹らしいが、いくら大金持ちのボンボンだって、10億円を超える資金のことを本人が知らないなんて、そんなこと信じられない!
いくら人のいい母親だって秘書に頼まれて、息子には黙って、他人である秘書に10億円以上の金をダラダラ渡し続けるなんて信じられない! 「由紀夫ちゃん、必要なお金は秘書に渡しあてるからね、生かして使ってね」とかなんとか、言わないなんて信じられない!
検察も国税局も、やっぱり権力者には甘くなるんだろうな。あるいは騙されてやっている?
なんにせよ贈与税なんて、何億なんて、そんなもの貧乏人には縁のないお話でございます。