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てげてげブログ
2008-10-23

2)老い(その2) 2008.10.23

 目が優しくて、鼻が長め、やや狐に似ていて会う人毎に可愛いと言われて育ちました。特に子供たちには人気者でした。撫でてくれる子供たちの気が済むまでじーっと動かずに待っていました。おとなしくて吠えるということをほとんど知らない犬でした。走るのがとても速くて敏捷でした。よく脱走しては数時間放浪して帰ってきました。脱走防止のために家の周りにせっかく築いた高さ2メートルのフェンスを攀じ登って、その後もよく脱走しました。雷が怖くて、怖くて家の中をめちゃくちゃにしました。どうすることも出来ず、夫婦交替で首輪を掴み、抱きしめて、眠れぬ夜を過ごしたこともしばしばでした。車での旅行には、鹿児島、霧島、天草、阿蘇、九重と何処に行くにも一緒でした。後部座席に後ろ足を踏ん張って、何時間でも窓から外の景色を眺めていました。

 そんな元気なクリが半年ほど前から急に弱り始めました。足腰が弱ってきました。軽々と跳んでいた段差を跳び上がれなくなったのが最初でした。その後の弱り方は急激でした。歩く時にモノにけつまずくようになり、ふらふらするようになりました。ウンコする時の腰の構えもよろよろです。大好きな散歩には行きたがりますが、もう遠くまでは歩けません。家の中では意味もなく、同じ所をぐるぐる回ります。認知症の症状だとかいう話も聞きました。怖い雷の音も聞こえなくなったようです。目もよく見えないのかもしれません。全てが半年前のクリからは想像も出来なかった事態です。可哀想ですがどうしてやることも出来ません。ただ見守ってやることしか出来ないのです。

 老化。クリを見ていると「老い」という現象はある時期に急激に襲い掛かってくるもののようです。人間も同じかもしれません。私も66歳。他人事とは思えません。いつ、何が襲ってきてもおかしくない年齢なのかもしれないと思うのです。だから今は-----何にでも好奇心!何でもやってみるぞー!

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