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てげてげブログ
2013-12-18

517) ブラック企業

  厚労省がブラック企業何千社かに一斉立ち入り調査に入ったというニュースが流れていた。ブラック企業とはなんじゃいな、というのが最初の印象だった。調べてみると、今や就職活動中の学生さんの間で重大な関心事になっている問題が、ブラック企業らしい。

  ブラック企業とは広義には「入社を勧められない過酷な労働搾取企業」のことを指すという。もっと詳しくは、次のような体質をもつ企業のことをブラック企業と呼ぶらしい(Wikipediaからの抜粋)
 従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いる。
 法令に抵触又はその可能性が高いグレーゾーンな条件での労働を意図的、恣意的に強いる。
 法令に抵触する可能性がある営業行為を強いる。
 心理的、暴力的強制によって、本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える活動を従業員に強いる。

  ブラック企業は新入社員を大量に採用し、法令無視でこき使い、それに耐えられない労働者は退職させるので、退職率が異常に高いらしい。
  不幸にもこんな企業に就職してしまったら、大部分の者は、日々の過酷な労働に耐え切れない。途中で身体を壊したり、辞めたり、悲惨な結果に追い込まれることになるわけだ。

  学校を卒業し夢を描いて社会に一歩を踏み出す。その際に最初に入社した企業がこんなところだったらたまらないだろう。ところが企業の実情は、実際に中に入って働いてみないと、外から見ただけでは分からないことも多い。そういう意味では、就職活動というのはある面で、賭け事に似た要素がないでもない。

  企業規模に比べて採用数が極端に多い企業、不自然な成長をしている企業、世間や地場の評判、先輩の体験談等々、判断材料もいくらかありそうだ。学生さんには人を人として大切にしてくれる企業を選んでもらいたいものである。(2013.12.18)

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