退職願と退職届、辞表の違い、ご存じですか?(2017/9/7)
勤めている会社を退職する場合、書面で意思を表すために『退職願』又は『退職届』、『辞表』を提出します。
しかし違いをご存知ですか?
いざ作成するときに、どっちだったかな?と迷わないように違いをまとめてみました。
◎退職願
退職したいということを会社へ申し入れをし、承認されれば退職ができます。
会社から承認される前であれば退職を撤回することも可能です。
『退職願』は一般的に用いられることが大半です。
◎退職届
退職願よりも強い意思表示となります。
こちらは提出すると特別な事情がない限り撤回ができないものです。
退職の意思が固く、転職先も決まっている方、退職の手続きに時間がかかっている方は『退職届』を提出することが多いようです。
◎辞表
公務員・経営者・会社役員の方が辞める場合に用いられることが多く、一般的な会社員等であればあまり使われません。
退職について民法上では2週間前に申し出ることが定められていますが、
会社によって就業規則があり退職の申し出には違いがあります(1ヶ月・2ヶ月前等)。
また、『退職願』や『退職届』を提出する前には退職について上司に相談するのが一般的です。
その上で退職日について話し合いを行います。
(特に薬剤師の方は資格職の為、後任が見つからないと退職できないこともあります。早めに上司に相談をされたほうがスムーズに退職できるでしょう。)
退職をするからといって、印象が悪い辞め方をするとトラブルになりかねません。
円満退職ができるように事前準備をして、スムーズに退職できるように努めましょう。