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てげてげブログ
2013-12-06

512) ナンバーツー

  北朝鮮でナンバーツーの権力者、張成沢氏が失脚したとか、粛清されたとかいうニュースがテレビの画面を賑わしていた。独裁者、金正恩第一書記の叔父さんだから注目度も高かったのだろう。秘密のベールに包まれた国のことだから、解説者の解説も推測だらけで何が真実かわからない。

  何故失脚したのかについても、軍部との権力闘争に負けたのだろうとか、夫婦不仲が影響しているとか、様々な解説がなされていた。ナンバーツーの張氏が力を持ち過ぎて、絶対君主である金第一書記にとっては、使いづらい存在になったのではないか、と解説する識者もいた。

  ナンバーツーと言えば、最近新聞紙上を賑わしている徳洲会の選挙違反事件についても面白い記事を覚えている。徳洲会のナンバーツーだった元事務総長が力を持ち過ぎて、絶対君主である徳田家に嫌われ、その内紛が発端で、選挙違反事件が明るみに出たというような内容だった。

  ナンバーツーを次々に潰すことによって権力を維持し続ける権力者の姿は、昔から小説の世界では定番だ。

  ナンバーツーたる者、無能であってはつとまらない。しかし有能すぎても独裁者に嫌われる。ナンバーツーの生き方は難しい。北朝鮮の人事に関するニュースを見ながらそんなことを考えていた。(2013.12.6)

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