2014-02-26
549) 入試付き添い
東北大学の入学試験にあたって仙台駅から大学までの臨時バスが運行された。もちろん受験生の便宜を図ってのことである。
ところが付き添いの父母がわが息子や娘と一緒にバスに乗り込んだ。しかも例年よりもその数が多かった。あおりを食らって本来乗るべき受験生が300人も仙台駅に積み残された。大学はこれら学生の救済のために10時からの試験開始時刻を30分遅らせた。
大学の入学式や卒業式に親が出席するのさえおかしな世の中になったと思っていた。今度は入学試験にまで同伴するという話だ。大学生も幼稚園児なみになってきたようだ。試験の間中、何時間も親は寒さに震えて待っているのだろうか。
ちなみに我が家の3人の息子については、入学試験は勿論、入学式にせよ、卒業式にせよ親が付き添ったことは一度もない。入学してから、普通の日に息子から大学の構内を案内してもらったことはあるものの、これとて気が引けたものである。(2014.02.26)