2014-10-02
670) 優先席 (Priority Seat)
朝からボンヤリと頭が重かった。
おまけに朝から雨だった。
バスに乗るのが億劫になった。
折尾駅まで妻に車でおくってもらった。
ホームでは一番前に並んだのに座れなかった。
ようやく二つ目の黒崎駅で横の座席が空いた。
座った座席の前は優先席だった。
本を開く気力もなく優先席のマークを眺めていた。
あらためてシンプルないいデザインだなと感心した。
右端は松葉杖を持った負傷者だ。
足の白い包帯(ギブス)が痛々しい。
となりには杖をもつ老人が描かれている。
一人だけ前かがみの姿勢が老いを感じさせる。
3番目は大きいお腹の妊婦さんだ。
お腹から発する輝きが妊婦の誇りを表しているようだ。
そして左端には子供を抱いたお母さんがいる。
このデザインだけはあまり感心しない。
手足を突っ張って母子の間に隙間があるのが良くない。
だいぶ大きくなった子供を感じさせる。
幼子ならぴったり密着させた方が良い。
子守帯(抱っこ帯)でも付け加えたらもっといいだろう。
とか、考えているうちに小倉駅に着いた。
ところでこのデザインはJR九州の専用マークなのだろうか。
それともどこだって使える全国共通マークなのだろうか。
(2014.10.02)