2014-10-06
672) ショッキングな事件、ショッキングなその後
あれはショッキングな事件だった。
あれから2ヶ月余、事件のことをそろそろ忘れかけていた。
今朝の朝刊の記事であの記憶が再び呼び覚まされた。
新聞を1ページ目から順に、斜め読みしながら開いた最後のページにその記事は載っていた。
以下は『容疑少女の父親自殺か』と題するその記事の抜粋である。
『長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された少女(16)の父親(53)が5日、佐世保市内の自宅で死亡しているのが見つかった。佐世保署は首をつって自殺を図ったとみて、詳しい死因を調べている』
『父親の代理人弁護士によると、事件直後には「私は生きていていいんでしょうか」と漏らすこともあった』
父親の職業はたしか弁護士だったと記憶している。その人が首を括って死んだ。父親の苦悩の大きさと合わせて、子育ての難しさや少女のこれからを思った。(2014.10.06)