2014-10-16
678) 北九州イノベーションギャラリー
特別に関心がない催しでも、義理があって参加せざるをえないことがある。今日、就業時間中に会社を抜け出して顔出ししたイベントはそんな類だった。
開催場所は『北九州イノベーションギャラリー(産業技術保存継承センター)』という難しくて長い名前の施設である。
初めて行った施設である。どんな施設なのか、その紹介を貰ってきたパンフレットから拾ってみる。
『イノベーションギャラリーとは「技術」と「デザイン」を融合させ、これまで数々のイノベーション(技術革新)を成し遂げてきた日本・北九州の先人達の知の遺産を未来に繋げ、新しいイノベーションを創出する力を育てる場として活動します』
そのギャラリーで現在催されている秋の特別企画展は『山川健次郎と藤田哲也~工学教育の先駆者と竜巻研究の開拓者~』と名うった、北九州に所縁のある二人の科学者に関する展示会だった。
山川健次郎は東京帝国大学総長を辞職後、安川敬一郎にこわれて明治専門学校の初代総裁に就任し、その後九州帝国大学初代総長にも就任、理想の工学教育を目指した。
藤田哲也は北九州市の出身で早くから渡米。シカゴ大学を拠点に竜巻メカニズムを研究、日本が世界に誇る気象学者である。
ということで、19日の最終日を目前にして、なんとか義理を果たすことが出来た次第。(2014.10.16)