2014-10-28
685) エボラウイルス
これまで遠くにいた恐怖のエボラウイルスが、ぐっと近づいてきて、身近な存在になったような気がする。
昨夜のニュースには驚いた。西アフリカのリベリアに滞在し、ベルギー経由、ロンドン発の全日空機で羽田空港に到着した男性ジャーナリストが発熱し、エボラ出血熱に感染した疑いで空港から新宿の施設に搬送されたというニュースである。
これは間違いない、日本にもついに来たかと覚悟した。
検査の結果、幸いにもエボラウイルスが検出されなかったということで、ほっと胸を撫で下ろしたものの、これからも同じようなことが起きる可能性は否定できない。
発生源である西アフリカ3ヶ国の隣に位置するマリに感染者が出たというニュースも気になっている。マリの隣国はアルジェリアだ。アルジェリアに関しては、海峡を挟んだ北の隣国スペインにも感染者が出ている。北と南の感染国に挟まれてアルジェリアは大丈夫なのだろうか。そこには息子が暮らしているのだ。
かってペストが死の病として恐れられた。14世紀、ヨーロッパではペストの大流行で全人口の3割が命を落としたといわれる。その後人間はペストとの闘いに勝ち、今やペストは過去のものとなった。
ペスト同様、エボラウイルスとの闘いについても、世界中の英知を集めて早く決着をつけて欲しいと願っている。(2014.10.28)