面接の準備①-3 質問 (2015/8/12)
◆面接の準備、今回は前回の「質疑応答に対する準備」の補足として「面接での質問」です。
面接の最後には100%に近い確率で、「何か質問ありませんか?」「ほかに聞きたい事はありませんか?」との質問がやってきます。(ごくたまに、面接の冒頭からこの質問が出ることもありますが。)
ここで質問が出てこないと、「あれ、ウチの求人にあまり興味を持ってないのかな?」「聞きたい事・確認したい事も考えてきてないってことは、あまり本気の面接ではないのかな?」と、求人企業側はあなたに対してマイナスイメージを持つこともあります。
という事で、何かしらの「質問」を用意しておきましょう。
◆では、どんな質問を用意したら良いでしょうか?
皆さん、配属店舗・職場での業務の内容における細かな点については割とたくさん気になる事があり、その辺りの質問であれば出てきやすいのですが、そういったポイントについては求人票にも記載されていたり、面接の際に事前に先方から説明があったり、もっと詳しい事は現場見学の際に聞く機会があったりします。
もちろんそいういった「現場での業務内容やそれに伴い求められること」に関する質問も大事なのですが、ここでは「求人企業に入社した際のメリット・デメリット、自身の将来、会社の将来」などに目を向けた質問も用意しておくと良いでしょう。
即ち、3年後、5年後、10年後を考えた時に、自分はその企業でどの様な仕事をする事が出来るのか、会社の今後の事業展開は?理念は?組織・従業員に対する考え方は?などなど、教育・研修の体制やスキルアップ・勉強会などのバックアップ体制に対する質問も含まれますね。
もちろん、待遇面に関しても大事な事ですので、給与の事、お休みの事、残業の事、声に出してきちんと聞いて全く問題ありません。
しかし、質問が賞与の事、住宅手当の事、残業手当の事、交通費の事、有休の事、長期休暇の事、退職金の事、など条件面だけに偏ってしまうとやはり印象は良くありませんので、その手の質問は2~3つに絞って他の質問と適度にバランスを取るようにしましょう。
◆求人企業に合せた質問を。
最後に、特に複数社の面接を並行して行う場合には、それぞれの求人企業に合せた「質問」を用意しましょう。
求人企業一つ一つの特徴に合せて細かく「質問」を練り直して、、、、、というほどの意味ではないのですが、1店舗のみの個人薬局(しかも社長も年配)での面接と、30店舗以上を展開する企業での面接で、将来のビジョンに対する質問を同じ文言で行っても上手な「質問」とは言えませんよね。
求人企業の状況を踏まえていない的外れな「質問」は、相手に対しての非礼になる事もありますので、通り一遍の質問にならないように注意しましょう。