2014-11-21
700) 衆院解散
衆院が本日午後の本会議で解散され、2年ぶりの総選挙に突入する。投開票日は12月14日、3週間後のことである。
議員先生方にとっては全く思いがけない突然の解散、突然の選挙でさぞかし頭が痛いことだろうと同情を禁じえない。しかし見方を変えれば、事前準備期間が短い分、要するお金も労力も少なくて済むという話でもある。
先生方、超短期の就活ですぞ。せいぜい頑張って職場を勝ち取ってくださいませ。
突然の解散で、議員個人だけでなく、政党もあたふたしているようだ。その代表格が「みんなの党」と「生活の党」だろう。
みんなの党は旧党首の渡辺喜美の我儘が原因で内紛を繰り返し、支持率が急降下、先生方がこのままじゃ当選できないと解党した。先生方は三々五々、どこかの政党に拾ってもらうようだ。
小沢一郎の生活の党は「それぞれの政治生命を永らえることを考えてもらう。好きにしていい」と離党を容認する方針を示した。かって選挙の神様とも称えられていた小沢が、もう俺についてきても面倒見きれないから、好きにしてくれと言ったわけだ。小沢を頼りに政界を泳いできた先生方は、梯子を外されて心細い思いを噛み締めているに違いない。
その強い個性で政界をかき回してきた、小沢一郎と渡辺喜美の二人にも、ついに幕引きの時期が来たようだ。
2月14日、どんな審判が下されるのだろうか。楽しみである。(2014.11.21)
画像:事務所の前にある、赤く色づいた街路樹