2015-06-24
755) 常務役員
今朝の新聞から拾った記事である。
『 トヨタ自動車常務役員のジュリー・ハンプ容疑者(55)が警視庁に麻薬取締法違反(輸入)容疑で逮捕された事件で、同庁は23日、愛知県豊田市の同社本社など3か所を同容疑で捜索した。捜査関係者への取材でわかった。 』
トヨタ本社が家宅捜索を受けたことに驚いた。トヨタ本社の玄関口から大勢の捜査員が証拠品を入れた(?)段ボール箱を次から次に運び出す、テレビドラマでお馴染みのあの風景が現実に出現したのだろうか。
これはハンプ氏が全く個人的に起こした事件のはずである。トヨタ本社には何の関係もないはずだし、いくら探しても本社事務所からは何も出てこないだろう、時間の無駄使いじゃないか、というのが正直な感想だ。
この事件の発端は宅配便の小さな箱からだった。箱の中の様子まで、テレビで詳しく報道された。あの時に感じた疑問がまだ解けていない。航空便の全部を一つ一つ、あのように開封して調べるのだろうかという疑問である。当局にそれだけの人手はとてもないだろうと思うのだが・・・。
それとも密告か何かがあって警視庁は確信をもって開封したのだろうか、あるいは発送元が目を付けられていた麻薬業者だったのかもしれない・・・などとしょうもない想像を膨らませている私である。
それにしても「常務役員」とはいったいどんな役職なのだろうか。どうも昔からある「常務取締役」ではないようだ。近頃はやりの「執行役員」の範疇なのだろうか。老人がぼんやりしているうちに、世の中はどんどん分からなくなっていく。(2015.06.24)
画像:水彩画教室の9作目(古寺)