毎年この時期には紅葉狩りに出掛けている。

今年は耶馬溪に行ってみることにした。

しかし耶馬溪までの日帰りはちとしんどそうだ。

長時間の運転が骨身にこたえる年頃になった。

ゆっくり1泊するにこしたことはない。

しかし思い立ったのが遅かった。

この時期、すぐに宿が確保できるはずがない。

あちこち電話したあげくようやく捜し当てた。

しかし部屋がとれたのは15日、日曜日だ。

やむをえず月曜日は休暇をとることにした。

11月15日、日曜日。

本耶馬渓。

奇岩の景観はよかったが肝心の紅葉はほとんど見られず。

わずかに銀杏の黄葉がちらほら眺められた。

深耶馬渓

着く前に、駐車場待ちの車が長蛇の列。

満杯の駐車場、観光バスも多数。

ビューポイントの「一目八景」は人また人でごったがえしていた。

景観は素晴らしかったが、肝心の紅葉は期待外れ。

折戸温泉

深耶馬渓折戸温泉の小さな宿に泊まる。

おかみさん手作りの料理が美味しかった。

道を渡って対面にある温泉はすべすべと気持ちよかった。

周辺の人も利用する公衆浴場だ。

建て替えたばかりのような新しい部屋も良かった。

11月16日、月曜日。

渓石園

耶馬溪ダムの完成を記念して作ったという日本庭園。

広い庭に多数の庭石、芝生、水の流れ、滝、池。

紅葉はやや盛りを過ぎてはいたが、綺麗な日本庭園だった。

観光客も少なく、紅葉狩りの穴場かもしれない。

御霊もみじ

小高い山の上の小さな神社の参道の周りにもみじの木。

銀杏の散った黄色いじゅうたんがとても綺麗だった。

数多いもみじの木の紅葉には少し早かったようだ。

ここの紅葉が耶馬溪の中では一番遅いとか。

出会った人の殆どは大きなカメラを担いでいた。

毎年多くのカメラマンが撮影に訪れるそうだ。

　　　　　　　　　　（2015.11.17）