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てげてげブログ
2015-11-26

834) 「ぴゅあ九州」原稿

産業カウンセラー協会九州支部から1通のメールが入りました。「産業カウンセラー養成講座」の実技指導者を辞めるにあたって、支部の機関誌「ぴゅあ九州」に何でもいいから一文を書けとの依頼というか、命令でした。

カウンセリングというものに初めて出会ってから10年余りになります。多くの学びがありました。中でも産業カウンセラー養成講座で毎年出会う新しい受講者からは、人間が一人一人みんな違うんだということを実感として教えてもらいました。そんなことを書きたかったのですが、どうも意に反した文章になってしまったようです。


     『 産業カウンセラー養成講座との出会い 』

73歳、体力・気力・知力の限界を悟り、今年を最後に養成講座の実技指導を辞めることにしました。これまで多くの受講者さんにお世話になり、ありがとうございました。

私ごとですが、産業カウンセリングなる世界があるのを知ったのはもう60歳を過ぎてからでした。定年後の自分の生きざまを考えていた、そんな時、養成講座に偶然出会ったのです。

養成講座受講以来、関連する資格に片っ端から挑戦しました。キャリアコンサルタント資格、同トレーナー資格、支部認定カウンセラー資格、シニアカウンセラー資格・・・その延長線上に「実技指導者育成講座」がありました。協会が初めて開講した育成講座を何気なく受講したのです。決して実技指導がやりたかった訳ではありません。10ヶ月ほどの研修が終ったら、インターンを経て、押し出されるようにいつの間にか実技指導の世界に入っていました。

昔から人に教えるということが大の苦手でした。そんな私が何年間も実技指導を続けてきたこと自体、不思議な思いです。自信を持って指導が出来ない私は、やむを得ず、皆で意見を出し合い、皆で習得してゆくというグループワークしか出来ませんでした。今更その是非を論じても仕方ありませんが、私自身はその中で多くのことを学びました。また講座の中であれやこれや考え、議論することで惚けの進行防止にも大いに役立ちました。みなさん、本当にありがとうございました。


これで養成講座とも完全にお別れです。ちょっと寂しい気がしないでもありません。(2015.11.26)



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