2016-02-29
875) 白野江植物公園
「ねえ、齢とったら、すぐ歩けんごとなるよ」
「車の運転が出来るのはあと2年位のもんよ」
「どこかにいこうや」
加齢とともに妻の外出願望は強くなるばかりだ。
日曜日、どんな花が咲いているか分からぬままに、
花がうりものの、門司白野江植物公園に出掛けた。
白や赤の冬牡丹が藁の覆いを被って咲いていた。
梅の花の間を小鳥が飛び交っていた。
日本水仙が山の斜面を覆って咲いていた。
ミツマタがひっそりと地味に咲いていた。
ソメイヨシノほど華やかではないが幾つかの早咲き種の桜も咲いていた。
カワヅザクラ(河津桜)カンザクラ(寒桜)カンヒザクラ(寒緋桜)。
この他に、この公園には60種類、800本の桜が植えられているという。
4月中下旬、桜満開の頃にまた訪れたいと思う。
山の頂の展望所で、コンビニで買ってきた弁当を開いた。
眼下には周防灘が広がっている。
由布鶴見、遠くの半島まで見通せるはずだった。
しかし空気が霞んで、近くの海しか見えなかった。
PM2.5のせいだろうか、残念だった。
(2016.02.29)
画像:河津桜