人と「くすり」の歩みを知る　（2015/11/23）

転職をお考えの方も、ふらっとお立ち寄りいただいた方も、今回はちょっと息抜きになる情報として、鳥栖市にある「くすり博物館」をご紹介いたします。

日本に２ヶ所しかない「くすり博物館」のひとつ、中冨記念くすり博物館。

博物館がある鳥栖市田代（たじろ）地域は、江戸時代に薬を作って、家庭へ売り歩く（配置する）「田代売薬」が発祥した地です。館内には、その歴史資料や道具を中心に、珍重な生薬（約70種）ほか、多数のくすり関連の遺産を公開しています。１Fの見どころは、イギリスはロンドンより移築された約120年前のアルバン・アトキン薬局で、当時の英国における薬局の活動が偲ばれます。また、約400種の薬用植物が観賞できる薬木薬草園を併設しており、四季折々の景色とともに身近な薬草や珍しい熱帯直物などを楽しむことができます。

先人達が残した知恵や貴重な「くすり」の文化遺産に触れ、命の尊さや健康への願いを学ぶことができます。

このような博物館が、福岡からも割と行きやすい近場にあったのをご存じでしたか？

ぜひ一度鑑賞されてみませんか？新たな発見とともに、「薬剤師」を目指した頃の新鮮な気持ちを思い出せるかもしれません。

＊写真は外観。イタリアの彫刻家チェッコ・ボナノッテ氏設計による建物は、石とガラスで造られた個性的でモダンなデザインです。

■中冨記念くすり博物館

・所在地：佐賀県鳥栖市神辺町288-1

・電話番号：0942-84-3334

・ＵＲＬ：http://www.hisamitsu.co.jp/syakai/kusuri/

・入館料：大人（一般300円、団体200円）、高・大生（一般200円、団体100円）、

　　　　　　小・中生（一般100円、団体50円）※団体は20名以上

・開館時間：10：00～17：00　最終入館16：30

・休館日：毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)、年末年始