2016-07-04
949) テロ
この数日の間にも大きなテロ事件が相次いでいる。
いずれもイスラム過激派によるものだ。
6月30日にはトルコの最大都市イスタンブール。
アタチュルク空港の銃撃と自爆テロで死者44人、負傷者238人。
7月3日にはイラクの首都バクダッド。
自動車爆弾による自爆テロで死者131人、負傷者200人以上。
この間に、身近なアジアでもテロ事件が発生した。
7月1日、バングラデシュの首都ダッカで起こされたテロ事件。
犠牲者20人、うち7人が日本人だった。
全員がバングラデシュの開発援助に携わる人たちだった。
ダッカ事件の犯人たちはイスラム教徒と非イスラム教徒を選別し、
「イスラム教徒は殺さない、非イスラム教徒だけを殺す」と叫んだという。
またコーランを暗唱させ、暗唱できないものを刺殺したとも聞いた。
違う宗教の存在を許さない不寛容の世界。
ISやアルカイダやボコ・ハラム等々のイスラム過激派を根絶やしするのは不可能だろう。
イスラム社会にある将来のテロの芽を摘み取る妙案は当分見つからないだろう。
また次々に生まれるテロリストの予備軍を完全に抑え込むことも難しいだろう。
これからも世界中のあちこちで、テロの発生を覚悟せざるをえないことになる。
テロのない、平和な世界の到来を望みたいものである。(2016.07.04)