1000) 1000回目のブログ更新
このブログもいつの間にか1000回を数えることになった。ホームページの担当者から勧められて、書き始めたのが2008年の10月だから丁度8年前のことになる。
毎日のように更新したこともあるし、月単位で休んだこともある。計算してみると、平均3日に1回は書いたことになる。
初めのうちは張り切って色んなことを書いた記憶がある。背伸びして偉そうなことを書いているかもしれない。見当違いのことを書いているかもしれない。かといって、今更読み返してみる気はしない。
書くにつれて自分の本当の気持ちをだんだん書けなくなってきた。あれを書いてはいけない、これを書くと誰彼に迷惑をかけるかもしれない、政治や宗教に関する話は色々差し障りがある・・・
自分が本当に困っていること、悩んでいること、怒っていること、主張したいこと、聞いてもらいたいこと、そんなことは書けないものである、ということも分かってきた。
結局は身の回り、日常のありきたりの出来事や行動を書くことになった。他人が読んでも何の面白味もない文章を1000回も書き連ねてきたことになる。
そんな面白味もないブログを何のために書いてきたのか。私の中では、意識した目的が二つあった。
一つは自らの脳味噌の惚け防止である。どんな文章であれ、文章を構成するためには脳味噌を使わざるをえない。何を書こうか、どんな書き出しにしようか、結びをどうしようか。使わないよりは使った方が脳味噌も活性化するはずだ、というのが私の考えだ。
二つ目の目的は息子たちへの近況報告だ。息子たちは時々このブログを読んでくれているらしい。たまに電話があった時など、ブログに書いたことを話題にのせてくれる。手紙などとんと書かなくなってしまった時代の、代替の役割を果たしてくれている。
その二つとも、私個人の極めて私的な目的である。会社のホームページを私用に使ってきたと言えそうだ。
そんな私的な目的があったにしても、これまでに何回も止めようと思った。止めよう、止めようと思いながら続けてきた。1000回の区切りがくるまでは、なんとか続けようというのが最近の目標になっていた。そしてとうとう1000回に達した。さて、これからどうする?
まず「書かねばならぬ」という「ねばならぬ意識」から自分を解放してやりたいと思う。しかし、今後もう一切書かないと決め込むこともあるまいとも思う。ニュートラルな状態で、書きたいことがあったらこれからも書くかもしれないし、書かないかもしれない。まあ、なりゆきに任せよう。(2016.10.21)