1002) 駅伝
「九州実業団毎日駅伝競走大会」というのが正式な名称である。昨年までは11月23日、勤労感謝の日に開催されていた。コースも福岡市から八木山峠を超え筑豊地区を駆け抜けて北九州市小倉までのコースだった。30年以上前には大分県の佐賀関近辺で開催されていた時期もある。若い頃、いずれにもよく応援に行ったものだ。
毎年元日に開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会(通称ニューイヤー駅伝)の予選でもある、その九州実業団駅伝が今年から生まれ変わった。開催日は11月3日、文化の日になったし、コースも全く一変した。北九州市八幡西区の本城陸上競技場を発着点とし、殆どは若松区内を周回する7区間、82.6キロのコースになった。
自宅のすぐ近くを走るのである。しかも周回コースなので何回も応援することができる。これを見ぬ手はあるまいというので、妻を誘って見に行った。すぐ近くの住宅団地に行って2区の選手と5区の選手を応援した。日頃はあまり人影を見ない道路の両側は応援の群衆で埋まっていた。妻がゴールも見たいと言うので、5区の選手を応援した後は、本城陸上競技場に場所を変えてゴールする選手の到着を待った。
先頭で競技場に入ってきたのはMHPSという全く予想外のチームだった。絶対の本命旭化成が2位、トヨタ九州が3位、かって私が在籍した安川電機が4位だった。優勝は無理でも2位か3位を期待していたので少しばかりがっかりした。しかし、あとで出場した選手名を見てみると、マラソンの中本選手こそ最終区出ているものの、オリンピック代表の北島選手をはじめ、黒木選手、久保田選手など昨年まで活躍していたベテラン勢が欠場していた。若い選手中心でよく頑張ったと褒めてやるべきかもしれない。
正月までには故障者も走れるようになるだろう。安川電機チームのニューイヤー駅伝での健闘を期待しよう。(2016.11.4)