2017-10-11
1114) 世論調査
ちょうど忙しい時に電話が鳴った。
受話器を取ると女性の声が何やら喋っていた。
こちらが何か言ってもいっこう構わずに喋り続ける。
コンピューターで自動的に音声を流しているようだ。
世論調査らしい、と電話を切った。
翌日も翌々日も同じような電話がかかってきた。
電話番号が今回の調査に登録されているのかもしれない。
ついに3回目には根負けして対応した。
「22日の選挙には行かれますか?必ず行くという人はダイヤルの〇番を押してください・・・」
〇番を押す。
「福岡9区の誰に投票されますか?〇〇さんに投票する人は〇番を、△△さんは△番を・・・」
まだ決めていないの〇番を押す。
「比例区はどの政党に投票されますか?・・・・・」
これもまだ決めていないの〇番。
全部で10問くらいはあっただろうか。適当に答えて終わった。
あんないい加減な調査が集計されて世論としてマスコミで大きく報道される。
大衆は報道された世論に逆に動かされて、風が吹き、流れができる。
政治家や評論家、解説者も世論調査の結果を気にして動く。
結果、世の中が動く。
どだいがいい加減な調査なのに、それで国が動いてゆく。
(2017.10.11)