2018-10-30
1221) 医学部不正入試という問題
マスコミで大騒ぎされた医学部不正入試問題、もしくは入試不正問題。
「不正」という言葉に対して、当初から違和感を覚えている。
学力テストや論文、面接等の結果という判断材料が一方にある。
この結果に対して、浪人年数や男女別等によって加点または減点をした。
何年も浪人した者より現役の方がその後の伸びしろが大きいというのは理解できる。
また女性の比率が大きくなり過ぎると病院の経営に支障をきたすらしい。
それぞれに理由があって、学校の方針として甘辛をつけたわけだ。
誰かの意志で、恣意的に操作した訳ではない。
東京医大以外にも、そういう操作をしていた医学部をもつ学校が何校も出てきた。
騒がれていないだけで、それは医学部だけではないかもしれない。
しかし、きちんと理由があるのなら、それを外部から不正と騒ぐのはおかしいと思う。
マスコミに騒がれて、対象者を追加合格させるという対処法をとるのもおかしいと思う。
入試で何を重視して選考するかは、あくまで大学側が主導権を握っているはずである。
(2018.10.30)