2020-06-03
1237)シャワー
何はさておいてもシャワ-、---コロナ騒ぎの前からの長年の習慣だ。
(今になって思うに、これはウィルス感染予防に役立っているかもしれない。)
洗髪をし、身体を洗い、問題はそのあとである。
洗い場を出て洗面所でぬれた身体を拭く。
目の前の大きな鏡に写る自らの上半身を、いやでも目にすることになる。
肉がおち、スジが浮き、恐竜の首まがいに変わった首回り。
おちて、たるんだ、腕や胸の昔の筋肉の残骸。
張りも艶もなくなり、無数の細かいしわに覆われた皮膚。
そんな中でも、そこだけはぷっくり膨らんだお腹周り。
思わず目をそむけたくなるが、それが現実だ。
自らの残存寿命があと何年か知る由もないが---
その間、シャワーを使うたびに、この醜い老体を目にしなければならない。
(2020/6/3)