毎晩、家にいる時は欠かさず、独り、晩酌をしている。

飲むのは缶ビール1本と、赤ワイン少々。

かってはお酒や、焼酎や、ウイスキーやと色々飲んでいた。

お酒はいちいちお燗をつけるのが面倒だ。

焼酎もウイスキーも、お湯や氷を用意しなければならない。

ビールとワインは生のまま飲めばよく、何もいらない。

最終的にビールとワインが選ばれた理由はその簡便さにある。

肴には宅配夕食のおかずをちびちび食べながら・・。

これも容器ごとチンすればすぐに食べられて簡便そのものだ。

妻がいる時分には、対面での会話が調味料になったが、今はそれもない。

せいぜい目の前のテレビを相手に、笑ったり怒ったりしている。

すべてが簡便過ぎて味もそっけもない生活・・と言えるかもしれない。

しかし誰に気を使うこともない気ままな生活・・とも言えるだろう。

この気ままな生活をあと何年続けられるのか・・わからない。

身体が動く間、出来るだけ長く、今の独居生活を続けようと思っている。

独りで寝起き出来なくなった時は・・老人ホームに入居させてもらおう。

今のうちに、ホームの手配を済ませておいた方がいいのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2020/6/26）