日本産業カウンセラー協会主催の「産業カウンセラー養成講座」。どんな動機でその講座を受講したのかはもう覚えていない。その半年余の課程を修了し、試験を受け、産業カウンセラーという資格を得てからもう20年になるらしい。その20年記念会をやろうという呼びかけが届いた。突然のことだった。当時のグループのリーダーからの呼びかけであり、否も応もない。一昨日、土曜日の夕刻、いそいそと出掛けた。

　会合の参加者は10数名。出張者など業務の都合がつかない人を除いてほとんど参加していた。認知症予備軍の私にとっては、あれもこれもみんな忘却の彼方だったが、ああ、こんな人もいたなあと、話すにつれて昔を思い出していた。

　受講時は若い人も多かった。だからいまだに現役で活躍している人もたくさんいた。役職がついて張り切っている人がいた。勉強して社会保険労務士の資格をとって開業している人がいた。資格を持っている保育士に転じるため、定年前に現職を辞めたいという人がいた。

　定年を過ぎた人たちもそれぞれに元気だった。ボランティア活動に精を出している人、富士登山の計画を進めている人、再就職した新しい職種で張り切っている人、みなさん意欲的な老後を過ごしているようだった。

　最後は、次回また集まりましょうと申し合わせし、リーダーに後を託して、懐かしい会合を終えた。

　　　　　　　　　　　　　　（2024/06/24）