転倒して胸椎を骨折し、圧迫骨折と診断されたのは7月初めだった。3ヶ月半が経過して、腰の痛みは和らいだ。今では立ち上がった時、歩き始めた時に痛みが走り、ヨロヨロするが、じっと座っている分にはあまり痛みを感じない。

　しかし怪我以来、脚が異常に重たくなったのである。脚に鉛を詰め込んだようだ。まず早く歩けない。周りの人にスイスイと追い抜かれる。交差点では信号が変わり始めても急げない。そして長くは歩けない。歩き始めるとすぐに座り込みたくなる。

　かように脚が重たいのは圧迫骨折のせいだろうと思ってきた。ふと考えた。脚が重いのは骨折が直接の犯人ではないのかもしれない。骨折で何か月もじっと動かなかったから、脚の筋肉が瘦せ細ったせいではないか。老人が転倒して骨折し、以来寝たきりになったという事例はよく聞く話である。

　脚の筋肉を鍛えようと一念発起した。昔購入したまま、長年物置に押し込んでいた「あれ」を引っ張り出した。テレビで女優の草笛光子さんが軽やかに踏んでいるあの機械、「NICEDAY」である。

　昨日からNICEDAYが居間の真ん中に鎮座した。昨夜はためしに50回踏んでみた。今日から本格稼働である。目標を50回を1セット、毎日5セットをやろうと決めた。しかしいい加減、テゲテゲ人間の私だからなかなか続かないだろうと自覚している。だからブログに書いてみた。なんとかしばらく続けてみよう。

　　　　　　　　　　　　　　（2024/10/16）