眠い。昨夜遅くまで、今朝は早くからテレビで衆院選の開票結果を見ていた。

　自民党が大敗、公明党と合わせた与党勢力が大きく過半数を割り込んだ。政権を手放したくない自民党は、これから公明党以外のどこかの勢力を抱き込んで政権の維持を図るはずだ。私の記憶に残るところでは、直前まで激しく対立していた社会党を抱き込み、社会党委員長を総理に据えてまでも政権を維持したことさえあるのだから。

　今後、政権の枠組みを巡っての攻防が激しくなるのだろう。どんな政権が出来上がるのか、どんな荒業が飛び出すのか楽しみである。維新の馬場代表も、国民の玉木代表も自公との協力を否定しているらしいが、政治家の言葉を軽々しく信用する訳にはいかない。

　今回の選挙では、自民党長期政権のおごりに鉄槌がくだされた。長期政権におごりが生じるのは避けられないのかもしれない。半面、不安定な政権だと、何も決まらない、決められない事態に陥り、国力を損じることになるだろう。2大政党によるスムーズな政権交代を目指して小選挙区制度が生まれたはずだが、出来上がったのは多党分立。政治というものは思うに任せぬ動きをしてしまう。難しい。

　　　　　　　　　　　　　　（2024/10/28）