妻の入院も長期におよび、病状も安定してきたことから、病院から退院を促されている。胃瘻を施してしているので、その対応や管理が出来る施設でなければならない。幸いにも自宅に比較的近い特別養護老人ホームが受け入れ可能ということなので、この数ヶ月その空きを待っていた。ホームは実際に妻との面接を経た上で、先日、正式に入所の契約を結びたいという連絡があった。

　指定どおり、昨日は早朝からホームに手続きに行った。種々の説明を受け、サービス利用契約書に署名捺印し、最後に居室の見学をしてホームを出たのは正午を過ぎていた。

　居室は個室になっており結構広い。10室が1つのグループになり、共用のリビングでみなさん車椅子に座って寛いでいた。２つのグループで1ユニットを構成し、同じようなユニットが5つあるので、全部で100人の入居者がいるという。

　入居は11月19日、当日は会社を終日休んで付き添うことにする。

　終の棲家となるであろうこのホームで、妻が機嫌よく、穏やかに暮らしてくれるように祈りたい。

　　　　　　　　　　　　　　　（2024/11/08）