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てげてげブログ
2024-11-11

1586)こけし

 机の上の小さなこけしが私を見つめている。先日東北に遊んだ際にJR仙石線松島港駅の小さな売店で、その愛らしい表情に惹かれて衝動買いしたものである。こけしを入れた紙箱の中に、「松島直秀こけし主人敬白」というしおりが同封されており、こけしの由来についての説明が載っていた。その文章の一部をそっくり転記して東北の旅を記憶にとどめる一助にしたいと思う。


 『 「こけし」という名称の語源については、いくつかの説があります。その主なものを挙げると、①「木形子(こけし)」木で作ったオボコ(子供)。②「木削子(こけし)」木を削って作った子供。③「芥子人形(けしにんぎょう)」芥子雛のようにケシは極小なものを表すところから木で作った小さい人形の意。④疾病除け玩具の「徐子(よけし)」の転化したもの・・・などがありますが、いまだ定説はありません。

 みちのく地方を中心に、始めは民俗信仰の対象物として祖先から子孫へ引き継がれた「こけし」は、工人から弟子、親から子へと時代の変遷と共にその技術にも磨きがかかり、庶民の生活に欠かすことができない大いなる遺産として、先人から残されてきたものです。「こけし」らしい形になったのは、今から500年から600年前位と云われています。

 「こけし」は、宮城県を中心として、工人の住居移転などにより北は青森県、南は福島県と広がりをみせました。師弟関係から各系統がつくられ、系統ごとに産地、形態、描彩など特徴を表しながら受け継がれて来ています。(以下略) 』

              (2024/11/11)

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