大相撲7月場所、横綱豊昇龍がまたもや休場した。初日こそ勝ったものの、2日目から4日目まで平幕相手に3連敗と無残な成績で、5日目からは休場だ。負けがこんでくると番付が下がらない横綱は休場するのが通例だ。予想していたことではある。

　昨年11月場所で準優勝、次の1月場所では12勝で優勝、時期尚早ではないかという反対の声を押し切っての横綱昇進だったと記憶している。そして横綱としての最初の場所、3月場所では最初から負けがこみ、序盤であっさり休場して相撲ファンをがっかりさせた。次の5月場所では千秋楽まで土俵をつとめ、千秋楽には全勝の大の里を破って拍手を浴び、評価を取り戻した。そして今場所、またもや先々場所の再現である。

　左足親指の捻挫という診断書が出ているらしい。巨大な体重でぶつかり合う大相撲に怪我はつきものだ。土俵の上でもサポーターや包帯を着けていないお相撲さんの方が珍しい。痛みは本人にしか分からないとは言うものの、足指の捻挫は休場しなければいけないほどの故障なのかどうか？気持ちの問題が大きいのではないか？

　　　　　　　　　　　　　　　（2025/07/18）