昨夜、たまたまテレビを点けたところ、石破首相の記者会見が始まるところだった。記者会見で、首相は自らの退陣を表明した。あれこれ理由をつけて粘りに粘っていたこれまでの首相にしては、あっけない幕切れだった。

　どろんとした目、生気のない表情、これまでの石破首相に対する私の印象である。退陣表明するテレビの中の首相は、これまでのどの場面よりも、目が輝き、生気が溢れているように、私には見えた。肩の荷を下ろしてほっとしたのかもしれない。

　今朝の読売新聞1面の見出しを拾ってみる。

　「石破首相退陣表明」「党内圧力　続投を断念」「日米関係協議にめど」「総裁選不出馬」「参院選惨敗　引責」「『分裂回避を』菅氏説得」「自民　総裁選実施へ」「『臨時』手続き取りやめ」

　参院選惨敗後、50日間にわたって、辞めろ、辞めないを繰り返してきた自民党内の抗争は、結局落ち着くべきところに落ち着いた。さて次の総理は誰になるのか。元気があって、明るくて、諸外国のトップにも見劣りしないような、見栄えのいい人を選んで欲しいものだ。

　　　　　　　　　　　　　（2025/09/08）