昨日の夕刻、会社帰りのこと。小倉駅に向かう途中の大きな交差点。信号機の灯りが消えていた。大勢のおまわりさんが出動して交通整理をしていたが、人力での交通整理は効率が悪くてなかなか渡してもらえなかった。道路を渡るまでの長い待ち時間、そこにいたおまわりさんとの立ち話。
　　もう数時間も信号機が動かないままだという。動かないのはその交差点４箇所の信号機だけで、周囲の信号機には何の支障もないとのことだった。どこか１箇所、電線がきれているのだろうけど、数時間かかってもそれがどこか見つからないらしい。
　　昔のように空中に電線を張り巡らしている時代なら簡単に見つかるのに、電線が地中に埋められているので、故障の場所が見つけにくいのだ、とおまわりさんの分析。おまわりさんも電気に関しては素人だから、本当かどうかは保証のかぎりではない。しかしさもありなんという気はする。
　　電線の地中化というのは、みかけがすっきりして街の美化にはとても効果的だが、必ずしもよいことばかりでもないんだなと思った次第。何事にせよ、メリットがあればどこかに必ずデメリットが出てくる、と信じている私には納得の風景だった。