8月30日、総選挙。政権与党が交替し、この国の歩む道筋が変わるのか、変わらないのか。変わることは良いことなのか、そうでないのか、それは何年か先になってみないとわからないことである。投票行動は賭けにも似ていると思う。

　　その総選挙に東国原宮崎県知事が出るとか出ないとか騒がれていた。本人の意欲にもかかわらず、どうも出馬できない線が強くなったらしい。過日、自民党の選挙対策委員長に出馬要請され、出馬の条件として、あろうことか、自民党総裁の座を望んだらしいと報道された。自民党総裁と言えば、総理大臣に直結するポストではないか。
　　バッカじゃなかろか。それまでもあの男に好感は持っていなかったが、途端に大嫌いになってしまった。テレビにモテモテで有頂天になったのか、身のほど知らずにもほどがある。あんな男が総理大臣の椅子に座っている姿を想像するだけで頭が痛くなる。実力がないのに野心だけが大きな男ほど扱いにくいものはない。
　　「アホか！」とその場で一蹴しなかった自民党も情けないこと限りない。

　　周りの賛同も得られずに孤立無援となり、評判を落としただけが今回の出馬騒動のマイナス成果として残る。宮崎県民の皆さん、自分の野心のために途中で知事の座を放り出し、県民を踏み台にしようとした無責任男を、次の宮崎県知事選挙で落としてみたらどうですか。
　　その時、私は快哉を叫びます。