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てげてげブログ
2009-10-21

97)日本郵政社長 2009.10.21

  日本郵政の西川善文社長辞任。齋藤次郎氏が後任社長に決定。
  昔の記憶をたぐって、下衆の勘ぐりでこの人事を解釈してみた。全くの的外れかもしれない。
  西川さんは民間人起用の方針に沿って、小泉元総理に頼まれて社長になった人だった。かんぽの宿売却問題をネタに、小泉さんとは距離を置く鳩山邦夫元総務相がクビを切ろうとしたが、小泉一家の反撃鋭く、かえって鳩山さんがクビを切られる仕儀とあいなった。加えて西川さんの並外れた粘り腰が世の注目を浴びたのだった。
  そして今回民主党への政権交代。後ろ盾を失った西川さんは、さすがの粘り腰も通用せず、あえなくも討ち死にとなる。どうせこうなるのなら、鳩山さんからクレームをつけられた時、責任をとって自ら辞任しておけばカッコよかったのに-----と下衆は思うけど。
  後任社長の齋藤次郎さん、元大蔵事務次官。なんか、昔聞いたことのある名前だなあ。
  小沢一郎民主党幹事長が、かって自民党で絶大な力を発揮していた頃。大蔵官僚として、小沢さんとつるんで色んな政策を実行した人。小沢さんが自民党を飛び出し、細川政権を作ってからもその絆は強く、官僚の中の最高権力者、大蔵事務次官として力をふるった-----勿論小沢さんとあい携えて。しかし細川政権は長く続かず、自民党が再び天下を取るや、自民党の齋藤さんへの恨みは深く、報復されて取り巻きグループと一緒に冷や飯食い-----というのが私の記憶に残る齋藤次郎像。そして今回、小沢さんのもとでまた日の目を見る。天下国家も個人的な好き嫌いで決まっていく部分が結構大きいのかもしれない。

  しかしこれまでの民主党、元官僚は不可という理由で自民党提案の人事を次々に潰してきたんじゃなかったっけ-----と思い出したりして。膏薬と理屈は何処にでもくっつくと言うから、まっいいか。

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